こんにちは!いるかです!
今回は新型コロナウイルスの流行に伴い再注目されたスマホゲーム『Plague Inc.:THE CURE』の紹介です。
本作は2012年にイギリスのNdemic Creationsからリリースされたオリジナル版である『Plague Inc.:EVOLVED』に大型アップデートが加えられた作品になります。
Contents
『Plague Inc.:THE CURE』はどんなゲーム!?
『Plague Inc.:THE CURE』が「伝染症」をテーマとした戦略シミュレーションゲームであることは変わりません。
オリジナル版である『EVOLVED』は、人類を脅かす危険な病原体を生み出し、疫病を蔓延させることで世界を滅亡させることを目的としたゲームでした。
『EVOLVED』は2012年にリリースされており、国々に伝染病を蔓延させ、耐性や伝染力、症状を強化させていくことで、最終的に人類を絶滅させるという内容です。
「伝染症によって感染国を作り出し病原体を広める」「人類のワクチン開発などの抵抗に対してウイルスを進化させる」など、作成されたのが平成であるにもかかわらず、まさにこの令和の現代社会が直面している問題を示唆するような内容となっています。
そんなNdemic Creationsが新たにリリースするのが『Plague Inc.:THE CURE』です。
タイトルからも想像できる通り、伝染症の予防・治療をテーマとしたコンテンツとなります。
病の拡大を目的としてきたそれとは対象的に、感染に対抗する人類を主役としたモードになっています。
プレイヤーは調査チームを世界各国に派遣することで最初の感染例を見つけ出します。
そして感染経路を割り出し、検査の規模を徐々に拡大しながらそれぞれの地域での対応にも支援していきます。
『Plague Inc.』は伝染症の脅威だけでなく、人間側でも反ワクチン派が登場したり、フェイクニュースで社会混乱が起こったり風刺的な要素も多く、まさに昨今ニュースでよく耳にするようなことがゲームの中で起こっていきます。
『Plague Inc.:THE CURE』の特徴!
ゲームの域を超えている!?現代社会に警鐘を鳴らす内容!
2020年後半になっても世界的に猛威を振るう新型コロナウィルス(COVID-19)。
新要素の『THE CURE』の攻略を進めていくと、ゲームの内容がそのまま現代社会に起きていることに驚きを隠せません。
例えば、感染防止対策として「国境を閉鎖する」「ロックダウン」「港を閉鎖する」とします。
すると、当然のように国民の不満が高まるので、経済を回すため「雇用の充実化」なども考えなければなりません。
感染者が増えると、当然医療も逼迫していくので「医療を発展拡充」させていかなければなりません。
そして「ワクチン開発」も当然のように進めていく必要があります。
『THE CURE』はいわば政府側に立って世界を感染症から救うゲームになりますが、これらの政策を実施していくためには、「莫大な資金」が必要になり、どの対策をどの順番で行っていくかを慎重に考えなければならず、失敗すると感染が拡大してしまします。
これらの状況判断が攻略のカギにもなってくるのでプレイヤーを常に悩ませることになります。
このように、まさに現代社会への警鐘といえる内容になっていて、ある種の臨場感、緊迫感を持ってプレイすることができます。
感染症への意識や理解が深まる!
『Plague Inc.:THE CURE』は上記の通り、現代社会の感染症問題にリンクする部分が多々あります。
それもそのはずで、このゲームは世界保健機関(WHO)や感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)などの世界各国の専門機関の協力・監修のもとで制作されています。
『Plague Inc.』をプレイし感染症と対峙することで、市民としてだけの視点ではなく、様々な要素を多角的に見ることができ、感染症への意識や理解が深まります。
世の中には、このゲームそのものが不謹慎だという声もあるようですが、開発元のNdemic Creationsは「同作は現実的で教育的な意義に基づいている」公式サイトで声明を出しており、その言葉の通り、教育的要素も非常に強いゲームであると感じました。
Ndemic Creationsは加えて、合計25万ドルの寄付を行い感染症拡大に対抗する強い意志を表明しています。
プレイヤーにおいてもゲーム内で寄付をすることが可能で、開発者の意思に賛同する人はゲームを通じて新型コロナウイルス対策への財政支援をすることができます。
ちなみに、新型コロナウイルスが収束するまでは『Plague Inc.:THE CURE』は無料でアップデートが可能です。
世界機関からの協力や評価を得ている!
『Plague Inc.:THE CURE』は前述の通り、世界中の保健・伝染症専門機関の協力を得ている。
- 感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)
- 世界保健機関(WHO)
- Global Outbreak Alert and Response Network(GOARN)
これだけの機関の監修を受けているので絶妙なゲームのリアリティについてもうなずけます。
製作者も『Plague Inc.:THE CURE』リリース後のコメントにて、
と、答えており、CEPIのCEOも本作に対して、
と評価しています。
このように、教育や社会的関心を高めるために大きな役割を果たすゲームだとして『Plague Inc.:THE CURE』を称賛を示しています。
まとめ
- 新型コロナウイルスが蔓延した現代社会への理解を深められる
- 感染症という新しい切り口で挑む戦略性の高いストラテジーゲーム
『Plague Inc.:THE CURE』は、その内容から昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により再注目をされたゲームではありますが、ことゲームとしてのクオリティに目を向けても、攻略には高い戦略性が要求され、決して難易度も低くはありません。
これまで様々なストラテジーゲームをプレイしてきた方でも、新しい切り口で展開される『Plague Inc.:THE CURE』のゲーム内容には充分に満足できるのではないでしょうか。
気になった方は是非ダウンロードしてみてください。
(当サイト画像引用元:google画像)